コンサート・ライブ・舞台に防振双眼鏡は最強!倍率10倍・明るさ4以上で選ぶと後方席でも失敗しない
ここ最近はブームの推し活で、ヨドバシカメラやビックカメラなど家電売り場でも高性能な双眼鏡の売り切れが続出しているそう。
中でも「防振双眼鏡」が何やら凄いと聞き、「そんなにいいの?!」と半信半疑で初めてレンタルしてみましたが、これが大正解。
細かい表情やセット、衣装の細部まで、自宅のブルーレイDVDを見ているように全くブレなくクッキリと見えることに本当に感動‥!
「うわ、これから舞台やライブ行く時に絶対借りよう‥!」と思うくらい、お世辞抜きでいつもの100倍の満足度でした。
ただ、会場や座席によって必要な倍率などが変わってくるため、会場次第で双眼鏡を変えていく方がいいということも正直感じました。
せっかく高い双眼鏡を買ったのに、席が後ろすぎて見えない‥なんてことになると悲惨‥
本編で詳しく書いていますが、以下おすすめの双眼鏡を選ぶ際の早見表です。
おすすめの人 | 見るポイント | おすすめの スペック | 意味 |
---|---|---|---|
推しをできるかぎり 大きく見たい | 倍率 | 以下表の通り | 双眼鏡で覗いた像がどれだけ大きく見えるか ※会場にあった倍率を必ず選んでください |
快適に推しを観て楽しみたい | 防振機構 | 防振あり | 内部の構造に手ブレ防止機構を搭載 |
できるだけ推しの姿を 明るくして見たい | 対物レンズ | 21-25mm | 対象物に最も近いレンズ ※大きいだけ明るくはなりますが、同時に重くなります |
明るさ | 4.5前後 | 双眼鏡をのぞいたときに感じる明るさ ※舞台上は明るいので明るさはそこまで必要ないです | |
口径 (対物レンズ有効径) | 20㎜前後 | 対物レンズの直径 ※大きいだけ明るくはなりますが、同時に重くなります | |
はっきりクッキリと 推しの姿を見たい | マルチコート | (フーリーマルチコート) | フルマルチコート全面にコートされていると光の反射を防ぎより明るくクッキリみえる |
グループ・舞台全体を 見渡して見たい | 実視界 | 5°〜6°前後 | 双眼鏡を固定した状態で見ることができる範囲の広さ ※ドームなどでかなり後ろの席の場合は6°以上でもOK |
見掛視界 | 45°前後 | 実視界に倍率をかけたもの ※倍率の異なる双眼鏡間でも比較することができます | |
できるだけ疲れずに 楽しみたい | 重さ | 400g前後 | 双眼鏡の重さ |
- ステージから近い席やアリーナ席からの鑑賞
-
~6倍
- 中間くらいの席や東京ドームの1階スタンド
-
6~8倍
- バルコニーや2階席
-
10倍以上の倍率
12倍以上になると、視界が狭くなり、ピント合わせも難しいのでお勧めしません。
年に何度もライブや舞台を観に行かれる方は購入も、もちろんOK。
まずはどんな使い心地か体験したい!という方はわたしのようにレンタルすることもできます。
ガジェット類は新商品が出るのも早いので、2年も経つとかなりスペックアップしているのもよくある話。
「常に最新の機器で推しを拝みたい方」、「1年に数回しか観劇・コンサートにいかない方」はまずはレンタルしてみるのもおすすめです。
コンサート・ライブ・舞台で防振双眼鏡をレンタルして良かったと思った理由
防振の双眼鏡が良かった一番の理由は、アーティストのライブDVDを家で見ているかのようなあまりの鮮明さでした。
当時とてもハマっていたアーティストのライブの時にどうしても近くで見てみたくてオペラグラスを買ったものの、ドームなどの広い会場だと、正直そこまでクッキリハッキリと見えるわけではなく‥
使ってみるまでは正直そこまでの期待をしていなかっただけに、この感動は衝撃を隠せませんでした。
ライブや舞台の新たな楽しみ方が増えて、新たな世界を知れた感覚です!
会場モニターにもデカデカと映像が映し出されはしますが、やっぱり自分の生の目でみれるせっかくの機会はそうそうないチャンス。
舞台だとモニターもないですし、有名な俳優さんの迫力ある演技を自分の目で見れるのもとっても貴重な体験でした。
今回レンタルした倍率10倍のVixen ATERAII(ビクセン アテラII)H10×21
今回お借りしたのはVixen ATERAII(ビクセン アテラII)H10×21という双眼鏡。
「感情まで見える!ライブ双眼鏡。」というキャッチコピーが付いているモデルです。
ビクセンは埼玉県所沢市にある日本の会社で、双眼鏡以外にも天体望遠鏡や顕微鏡などを取り扱っており、遠くのものを見る技術に長けているのが強みのひとつです。
本当に役者さんの細かい表情や汗が流れるところまでクッキリ見えて、友人と「え、双眼鏡めっちゃ凄い‥!」と興奮しまくりでした。
細かい部分まで堪能したい人には本当におすすめです!
スペックもさることながら、シリーズ最軽量の10倍モデルで、世界でも最軽量級に仕上がっているのも女子には嬉しい。
手持ちのオペラグラスと並べて比べてみると、接眼レンズや目が当たる部分の直径の大きさが全然違います。
覗いた時の安定感がまったく違いました‥!
見たい場面で、動いている人を追いかけるのって思ったより瞬発力がいるので、覗き穴の大きさは思った以上に大事です。
小さいレンズだと対象物を見つけるのに目を凝らさないといけないので結構疲れます。
2パターンの防振機能もついているので、ダンスなど激しい動きをしている時も、より瞬発的にターゲットを追いかけられるのはとても驚きました。
大きさはやはり大きめですが、それでも高い入場料を払って舞台上の人がゴマ粒‥となるなら、全然それくらいは許容範囲です。
2日間この双眼鏡で舞台を観劇してみたところ、使用前に新しくいれた電池で切れることなく最後まで楽しむことができました。
公式HPでは、新品アルカリ乾電池で約12時間動作すると記載があります。
自動的に電源が切れるオートパワーオフ機能も搭載(90分)
3日以上使用するので不安だという方は、予備の電池を持っておいてもいいかもです。
メガネをかけたままでも使えるおすすめ双眼鏡(つけまつげをしている人にもおすすめ)
Vixen ATERAII(ビクセン アテラII)H10×21は、「アイレリーフ」が16㎜のハイアイポイントなので、メガネをかけたままでも使える双眼鏡。
アイレリーフとは、接眼レンズの最終面から目の中で瞳ができる位置(アイポイント)までの長さを測った距離のこと。
ハイアイポイントとは、アイレリーフが15㎜以上のもので、メガネをかけている人は15㎜以上のものを選ぶ必要あり。
また、メガネをつける場合は付属の目当てを外すことができるのも、簡易な双眼鏡にはない機能。
つけまつげをしている人も、アイレリーフが短すぎると、レンズにまつ毛が当ってとっても不快になるので気をつけてください。
せっかく推しに会うので、バッチリメイクしていきたい方も、必ずアイレリーフを見てね!
コンサート・ライブ・舞台におすすめの双眼鏡の選び方
専門用語もありますが、自分にあった最適な双眼鏡でライブを楽しむためにも、見るべきポイントをきちんと押さえておきましょう。
どれもスペックを高くすればするほどお高くなるので‥最低限これだけはあると快適!という基準を記載します。
以下の早見表をみて、自分はどこを重視するのか、選ぶ時の参考にしてみてね!
おすすめの人 | 見るポイント | おすすめの スペック | 意味 |
---|---|---|---|
推しをできるかぎり 大きく見たい | 倍率 | 以下表の通り | 双眼鏡で覗いた像がどれだけ大きく見えるか ※会場にあった倍率を必ず選んでください |
推しを快適に観て楽しみたい | 防振機構 | 防振あり | 内部の構造に手ブレ防止機構を搭載 |
できるだけ推しの姿を 明るくして見たい | 明るさ | 4.5前後 | 双眼鏡をのぞいたときに感じる明るさ ※舞台上は明るいので明るさはそこまで必要なし |
対物レンズ | 21-25mm | 対象物に最も近いレンズ ※大きいだけ明るくはなりますが、同時に重くなります | |
口径 (対物レンズ有効径) | 20㎜前後 | 対物レンズの直径 ※大きいだけ明るくはなりますが、同時に重くなります | |
はっきりクッキリと 推しの姿を見たい | マルチコート | (フーリーマルチコート) | フルマルチコート全面にコートされていると光の反射を防ぎより明るくクッキリみえる |
グループ・舞台全体を 見渡して見たい | 実視界 | 5°〜6°前後 | 双眼鏡を固定した状態で見ることができる範囲の広さ ※ドームなどでかなり後ろの席の場合は6°以上でもOK |
見掛視界 | 45°前後 | 実視界に倍率をかけたもの ※倍率の異なる双眼鏡間でも比較することができます | |
できるだけ疲れずに 楽しみたい | 重さ | 400g前後 | 双眼鏡の重さ |
- ステージから近い席やアリーナ席からの鑑賞
-
~6倍
- 中間くらいの席や東京ドームの1階スタンド
-
6~8倍
- バルコニーや2階席
-
10倍
ちなみに、双眼鏡とオペラグラスの違いは構造の違いにより「倍率」に差が出ること。
この仕組みにプリズムというものが使われていて、光を反射させて正しく見せる働きをしてくれるため、倍率を高くすることができます。
逆にオペラグラスは倍率は低くなりますが、プリズムが入っていない分コンパクトで軽くなります。
【倍率】コンサート・ライブ・舞台でおすすめの双眼鏡は「8倍と10倍」どっち?
東京ドームや日本武道館級の広さの場合は、以下基準で倍率を選ぶとよいです。
- ステージから近い席やアリーナ席からの鑑賞
-
~6倍
- 中間くらいの席や東京ドームの1階スタンド
-
6~8倍
- バルコニーや2階席
-
10倍以上の倍率
12倍以上になると、視界が狭くなり、ピント合わせも難しいのでお勧めしません。
例えば、東京ドームのアリーナ後方からステージ上は約100メートルほどあるのですが、後方から10倍の双眼鏡を覗くと、舞台上の人が10m先にいるように見えます。
四季劇場などの広さの会場で使って見たところ、2階後方の席なら10倍の双眼鏡でとても快適に観劇することができました。
実際座ってみると「双眼鏡いる?!」くらいの近さでしたが、いざ使ってみると「全然この距離感でも双眼鏡いるわ‥!」となるくらいベストな感じで見えます。
ここから10倍の双眼鏡でみると、双眼鏡の丸の中に胸から上がクッキリと映るような見え方でした。
逆に顔が近くで見えすぎて最初なんだか恥ずかしくなりましたが(笑)、見え方が不安な方は、10倍を選んでおくとまず失敗しないかと思います。
欲張って、会場に適した倍率よりも高い双眼鏡を選ぶと、いくら防振機能が付いているとはいえ手ブレが大きくなるので注意。
【防振】せっかくなら防振機能つきの双眼鏡がおすすめすぎる
ヨドバシカメラなどの家電量販店では、目立つところに特設の売り場が設置されているほど注目されている「防振機能つき」の双眼鏡。
どうせ借りるなら(買うなら)、絶対に防振機能ありのものをおすすめします。
ただ、防振双眼鏡は高価で8万円くらいからのものが多く、かなり高価。
今回レンタルしたVixen ATERAII(ビクセン アテラⅡ) H10×21は、公式定価で税込85,800円もします。
購入金額 2,980円
定価 85,800円
ですが、約30倍もの価格差にも納得の体験ができることは間違いありません。
公式定価で税込85,800円をレンタル料6,400円で割ると約13回。
自分がどれだけライブや観劇に出かけるかで買うかレンタルを選ぶのもありです。
- 毎月ペースでライブに行ったり観劇
-
1年で元が取れる
- 月に2回のペースでライブに行ったり観劇
-
2年で元が取れる
- それ以下のペース
-
元が取れるまで時間がかかるのでレンタルの方がお得
ガジェット類は機能がアップデートされるスパンも短いので、常にいいモデルで推しを見るためにも使用頻度によって買うか借りるかを選びましょう。
【明るさ】コンサート・ライブ・舞台におすすめの双眼鏡の明るさは4以上
どの双眼鏡にも「明るさ」の数値が表記してあり、この数値が高ければ高いほど暗い屋内でも対象が見やすくなります。
いろんなサイトで明るさは6以上、中には9〜25以上必要だ、などという表記がありましたが、結論「明るさ4.4」のモデルでも十分すぎるくらいしっかり明るく見えます。
舞台やライブ会場って自分のいる側は真っ暗ですが、舞台上はこれでもかってくらいライトに照らされている時間が長いので、そこまで暗闇対応でなくても大丈夫でした。
きっと推しがライトにガンガンに照らされたタイミングでしか双眼鏡覗かないですよね?
明るさを追い求めるとハイスペックなモデルになってレンタル料ももちろん高くなるので、ここはコスパよくいくのもおすすめ。
【口径(対物レンズ有効径)・対物レンズ】大きければ明るくなるが重たくもなる
先ほど説明した明るさは、「口径÷倍率の2乗」という式で求められるので、口径(対物レンズ有効径)が大きくなればなるほど明るさは増します。
また双眼鏡には、商品名の後ろに「○×○」のように数字が記載されていて、1つ目の数字は倍率、2つ目の数字は対物レンズの大きさを表しています。
基本的な性能はこの対物レンズの大きさに大きく影響されるため、ここの大きさも必ずチェックしたいところ。
42㎜など大きいレンズになると、もちろん視界が広くなり、光を取り込む量も増えて明るくなるのですが、それと同時に重くもなります。
ジャニーズファンの方には、かなり重たいですが対物レンズ42㎜の双眼鏡が人気だそうです。
実際に店舗にいって42㎜のモデルを持ってみましたが、正直めちゃくちゃ重たい。
ずっと首からぶら下げておくのは絶対に無理だと思いました‥
25mmくらいまでなら軽さもしっかり確保できるので、こちらは自分の体と要相談というところです。
【マルチコート】フルマルチコートだとより明るくクッキリみえる
双眼鏡のレンズやプリズムには多層膜のコートが施されており、これを「マルチコート」と呼びます。
プリズム・レンズの両方・全面にマルチコートが施されているものをフルマルチコート(フーリーマルチコート)と呼び、より光の反射を防止してくれます。
マルチコートがついていないとレンズに物が写りこみ、見づらくなってしまいます。
マルチコートの特徴は、レンズに反射する蛍光灯がグリーンに見えるとのこと。
見てみると本当に綺麗にグリーンになっていました‥!
手持ちのオペラグラスを見てみるとグリーンにならないので、マルチコートが施されていないことがわかります。
ライブやコンサートは光の演出が多いので、フルマルチコートの双眼鏡を選ぶのが快適でおすすめ!
【実視界・見掛視界】標準視野の60度くらいを目安に
実視界とは、双眼鏡を固定した状態で見ることができる範囲の広さのことをいいます。
実視界に倍率をかけたものを見掛視界と呼びます。(実視界×倍率=見掛視界)
今回わたしが使用したものだと、実視界が4.8°、倍率が10倍、見掛視界は45.5°。(単純に掛け算ではないみたいです)
肉眼とおなじ見え方を求めるなら、人間の標準視野のだいたい60度くらいを目指すように選んでみましょう。
倍率10倍の双眼鏡は、「実視界が5°〜6°あれば、見掛視界50°〜60°」となり、肉眼と同じくらいの見え方となります。
見掛視界が65°以上のものは広視界タイプと呼ばれ、野鳥観察など一般的に野生の動物観察に使われます。
劇場くらいのそこまで広すぎない会場であれば、見掛視界45.5°のものでも十分でした。
ドームなどでかなり遠くの席になってしまって不安なら、実視界・見掛視界が60°以上の広めのものを選ぶといいかも。
【重さ】コンサート・ライブ・舞台におすすめは400g前後
今回レンタルした世界でも最軽量級のVixen ATERAII(ビクセン アテラII)H10×21の公式発表の重さは358g。
電池やストラップなどを含めると、約420gほどの重さでした。
400gぐらいの身近なものってなんだろう?と家にあった玉ねぎを計ってみるとちょうど2つ分くらいの重さ!
座っての観劇の際、使用していない時は常に膝の上に置いていましたが、3〜4時間置いていても全然疲れることはなかったです。
ただ首からかけてみると、世界でも最軽量モデルとはいえ、結構首にずっしりとした重さを感じます。
これ以上重たいと持っている間も疲れてしまいそうなので、極力疲れたくない方は重さもしっかりと確認してみてください。
双眼鏡の使用禁止のアーティストもいるので注意
双眼鏡に録画機能のあるものの使用を禁止するため、アーティストによっては一律双眼鏡の使用を禁止している方もいます。
ライブの開催要項に記載があるはずなので、必ず先に確認してから持参するようにしてください。
心配な方は、直接ライブ会場や劇場に問い合わせしてみましょう!
双眼鏡レンタルにおすすめの「カウリル」
実際のドームや劇場で試さぬまま購入して、使い心地がわからぬまま大金を払って失敗するのって嫌ですよね。
双眼鏡を本当に購入するつもりの人も、年数回しか使わない人も、まずはレンタルしてみるのはとってもおすすめです。
レンタルにお金を出すのはもったいない‥と思っていた過去の自分に説教したい‥
カウリルは、丁寧に詳細を記載してくれているため、今回ご紹介したスペック確認も簡単。
レンタル品も清潔で、潔癖なわたしでも問題なく使用することができました。
レンタル品と一緒にヤマトの伝票も入っていて、近くのセブンイレブン・ファミリーマートから24時間いつでも簡単に返却ができるのもめちゃくちゃ便利でした。
コンサート・ライブ・舞台に防振双眼鏡は最強!倍率10倍・明るさ4以上で選ぶと後方席でも失敗しないのまとめ
コンサート・ライブ・舞台での双眼鏡の選び方や、実際の体験レビューをまとめました。
一度もいままで防振双眼鏡を使ったことがない方に魅力が伝わり、楽しいコンサート・ライブ・舞台の満足度がさらに上がればいいなと思っています。
ぜひ一緒に楽しい時間を、より楽しく過ごしましょう!
みなさんに素敵なちょこはぴがたくさんありますように♡以上!いろか(@iroka_444)でした!
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